ホームオートメーションを始めた時に真っ先に買ったのがSwitchBotの温湿度計でした。現在では、家のあちこちに合計6台になりました。温湿度計は部屋だけでなく、屋根裏や床下にも設置してあります。
去年だったか一昨年だったか、正確には覚えていませんが、ものすごい大雨が降った時がありました。ふと気がつくと床下の湿度が90%を超えているではないですか!我が家の基礎はベタ基礎なんですが、大雨がどこからか侵入したようです。床下を覗いてみても特段変わった様子は見られませんでした。でも湿度がこれだけ高いのはマズイということで、慌てて100円ショップで大量の除湿剤を購入し、床下にばら撒きました。結局、湿度が普通に戻るまで数ヶ月かかりました。やっぱりセンサーで状態を監視するのは異常の早期発見に役立ちますね。ん?なんか人間の健康診断と同じですね。屋根裏の温湿度センサーはきっと雨漏りがあった時に反応してくれるのでは、と期待しています。幸いこのような状況には至ったことはないです。
ここ数年、省エネとして内窓をDIYしました。そのせいか窓の結露が気になるようになりました。対策として100円ショップでシリカゲルを購入して内窓と外窓の間に入れたんですが、あまり効果はありませんでした。調べるとシリカゲルの吸湿量は重さの3〜4割程度しかありません。ところが普通に市販されている塩化カルシウムの吸湿剤は重さの3〜4倍も吸湿してくれるんですね。なのでシリカゲルは塩化カルシウムのものに交換となりました。
内窓の結露ですが、空気中の水分が露点温度より下がると発生します。すると内窓と外窓の間の空気に含まれる水蒸気が水になって、その分体積が減って、部屋の空気を吸い込み、その空気がまた結露して、というのを繰り返して結露がどんどん増えていきます。なので、内窓と外窓に間の除湿は重要です。さらに、乾燥するからといって加湿器を使うとその水蒸気がまた窓で結露する、ということに気がつきました。なので、部屋の加湿器をやめ、100円ショップで買ったUSB超音波式の小さい加湿器を人が居る場所の近くで動作させ、部屋の湿度を40%前後に抑えることにしました。40%を下回ると乾燥が気になりますが、40%だとギリ大丈夫なようです。もちろんこの小型加湿器の水は毎日交換するようにしています。加湿器をHome Assistantで制御してもいいのですが、ダイニングテーブルの上にあるので、あまり大袈裟なものにしたくないので、USB加湿器をそのまま使っています。
さらに、風呂を使った後に換気扇で風呂場を乾燥させていたのを辞めました。考えてみれば、風呂場は乾燥させて、部屋は加湿する、というのはいかにも無駄です。夜に風呂場のドアを開けっぱなしにして、USBファンでその湿度が部屋に回るようにしました。やってみるとUSBファンの向きに気をつければ朝までに風呂場はちゃんと乾燥する事が分かりました。
以上、我が家での温湿度センサーの活躍(?)のご報告でした。